今回の授業ではプロジェクト班は大学外で、アーティストの大西さんと公開ワークショップについて手を動かしながら話し合いを行いました。
大学に残ったシアター班、撮影班、広報班は来週行われる企画説明会に向けて各班のリーダーを中心に槇原先生と発表内容を確認した後、各班で発表の準備を行いました。
撮影班は本日大学に来られない班員に対し、発表当日に行うオンライン配信の練習としてzoomを繋ぎ、入ってもらいながら会議を行いました。
広報班は来週の企画説明会に向けてポスターやチラシの最終確認を行い、シアター班とも意見のすり合わせを行いました。
シアター班では、学生サポートセンターの方々へ、成果発表会当日の合理的配慮についてご相談をさせていただくにあたり、そのための質問の準備を行いました。
私たちは成果発表会当日について、考えられる”障害”(バリア)をなるべく排除し、誰でもアクセスのしやすい空間にしたいと考えてきました。
そして、まずは聴覚障害者の方々に向けての対応として、手話通訳の派遣やノートテイカーの派遣などを案として挙げていました。
しかし、視覚障害者や身体障害者に向けての合理的配慮についての意識が希薄だったことに気がつきました。
今回、学生サポートセンターの方々に障害者の方々への合理的配慮についてアドヴァイスをいただいたことで、新しい対応案を考えることができました。
【学生サポートセンターの方からいただいたアドバイス】
今まで想定できていなかったのは精神障害、内部障害、発達障害の方が来場された場合の対応。→何か心を落ち着かせることができるような休憩スペースを設ける。
障害にも度合いがあり、その度合いは人によってそれぞれ異なる。
どんな配慮が必要なのかはその人によるため、その場その場での対応が必要である。来てくれた方と相談しつつ対応する。
デジタルでも資料を配布することで、各個人で対応してもらえる幅は広がるのではないか。
紙に大きく「トイレはこちらです」「受付はこちらです」など、ご案内を書いて、会場に掲示するとわかりやすい。
私たち”健常者”がスムーズに行えること(特別に意識をしなくても出来ること)でも、障害のある方には時間がかかってしまうことがあることを認識しておく。
これらのアドバイスをいただき、私たちは以下の対応を新しく考えました。
何か事故などが起こった際のことを想定し、参加申込フォームに緊急連絡先を入力してもらう。
AEDの確認をし、AEDMapのアプリをダウンロードしておく。
休憩終了間際(アフタートーク開始直前)はトイレに人がいないかを確認し、もし人がいらっしゃる場合は、アフタートークの開始時間を少し後ろ倒しにするなどの対応をとる。
資料をPDF化してウェブへアップロードし、各自の媒体(スマートフォンなど)へダウンロードしてもらえるように対応する。
芸術文化行政コース生全体でどういう対応をしなければならないかを共有する。
来場者に声をかけてもらいやすいように、誰がスタッフなのか分かりやすいように工夫する。
次週は企画説明会を実施します。
当日はNPO法人ペピータ理事長の酒井さん、ドラマトゥルギーの長島さんにもお越しいただくので、今週中に内容を詰めつつ企画説明会当日に備えていきたいと思います。
また、当日はアドバイスを頂き、さらに企画内容の詳細を決めていきたいと思います。