今回の授業では、プロジェクト班・撮影班・広報班・シアター班にそれぞれ分かれ、KJ法を用いながらプロジェクトの内容や目標、企画当日までのスケジュール等を班ごとに話し合い、クラスで共有した。
KJ法とは、付箋などを使って思いつく限りアイディアを出したあと、共通する内容のものを組み合わせ、そこから新たなアイディアを得るというものである。具体的な活動を提案した班もあり、活発な議論が行われた。また、一期生の方も来て下さり、それぞれの班の発表に対しアドバイスをして頂いた。
プロジェクトの目標として
・障がい者という先入観を観客に持たせず、健常者と障がい者が同じ舞台で表現活動できるものにする
・観客と表現者が一体となる空間をつくる
・アートプロジェクトを通して学生や武蔵野市民や団体の人々とつながる契機にする
・アートプロジェクト、芸術文化行政コース、成蹊大学の認知度を上げる
などの意見が出た。
企画をする際は障がい者の方々に実際にお会いし、お互いを知ることが大切であるということを確認した。先入観や最初に考えたコンセプトにとらわれすぎず、企画を楽しむことも大切だとも話し合われた。
多様な意見が共有され、アートプロジェクトを通した障がいに対するアプローチについて深く考えさせられた回だった。次回以降も活発な話し合いをし、企画実現に近づけていきたい。
K/M